2013年9月20日金曜日

BUZZ RICKSON'S 20th ANNIVERSARY ITEM


PENSACOLA SEA PLANE JACKET
"MISTER FREEDOM × BUZZ RICKSON'S "
Price ¥44100

ブランドデビュー20周年を記念して、ミスターフリーダムのデザイナーである
クリストフ・ルアロン氏による記念モデル。

「ペンサコーラ基地の海上飛行士用 に開発された」という架空のストーリーで
デザインされたフライトジャケットです。第二次大戦前後に支給されていた
3型のフライトジャケット“A-1”、“37J-1”、“M-422”の要素が取り入れられ、
メインマテリアルのジャングルクロスをネイビー色、リブとボタン
(60年代のデットストック)にはホワイトを使い、海軍ユニホームの
メインカラーでデザインされています。


ミリタリーウェアの実用性と機能性が融合した、オリジナリティ溢れる逸品です。













A-2
" DOUGLAS MACARTHUR MODEL "
Price ¥165900


















バズリクソンズがデビューを果たしてから早20年という歳月が経過しようとしています。これまで日本に於けるフライトジャケット市場は、それぞれの時代に製作されてきた映画やその映画に登場してきた数々のハリウッドスターによる影響も少なくありません。
しかし、それ以前に、モノクローム写真の数々に強烈なインパクトで収められた歴史上の人物がいます。
その人物こそ米陸軍最高指揮官、ダグラス・マッカーサー元帥です。
恰幅がよく、ディアドロップのサングラスにコーンパイプをくわえながらA-2を纏うその姿は、どこか余裕があり『強い男』を連想させるものでした。
群衆はいつしかその『強い男』の姿に憧れを抱くようになり、こぞってA-2を探し求めました。
そのような動きが徐々にエスカレートし始め、空前のフライトジャケットブームを巻き起こす要因の一つとなったことは間違いないでしょう。そのブームが訪れ始めたのは、今から約20年前のことです。
当時、国内においてのミリタリーレプリカメーカーは存在せず、米国製で定評のあるウィリス&ガイガー社製のA-2が人気を博していました。
国内に於いては当時から「マッカーサーが着用しているA-2は、ウィリス&ガイガー社製」という噂まで流れ、現在まで語り継がれてきました。
しかし、今回その噂に一石を投じるのがバズリクソンズ20周年記念モデルのA-2です。
バズリクソンズはデビューと共に国内外を問わず世界中のファンとマニア層から高い支持とサポートを得ています。
ある日、米国の屈指のマニアから「マッカーサーが着用したA-2を大切に保管している」という情報が入り、早速バズリクソンズはコンタクトを執りました。
そのA-2の外観は、大空を駆けずり回った現役パイロットが着用したようなダメージの激しいA-2とは掛け離れており、最高指揮官が着用した佇まいとオーラを放っていました。
全体に激しい擦れや擦れは見られません。
メインラベルを確認すると『ラフウェア社コントラクトナンバー23380』の刺繍。新事実を掴んだ興奮からか、体が少し震えたそうです。
氏の体格と若干オーバーサイズぎみの着こなしから、サイズは46か48を想像していたそうですが、以外にも44サイズ。
ネームプレートには大人しく氏の名前だけが刻印されています。
革は、コントラクトナンバー23380の中でも色味が少しだけ赤みを帯びたホースハイド。氏のためだけに特別に用意された革であった為でしょう。
このジャケットのハイライトは、左右のエポレットに取り付けられていた過去の階級章のステッチで、その星の数は右が5スター、左が4スターとなっています。
これは1944年までの最高ランク(階級)が大将(General=4スター)で、1945年からは最高位が元帥(General of the Army=5スター)となることから、その端境期に取り付けられたと思われます。
右肩の5番目の星を追加取り付け終了時点で新しくバッヂ式となった情報を得て、取り付け作業は一旦右肩だけで停止され、左肩は4つの星のステッチのままとなっています。
エポレットに新たにバッヂを取り付けるとなると、それまで付いていた大型の階級章の星は不要となるため全て外されました。
マッカーサーが第二次大戦中に着用していたA-2はこの『ラフウェア社コントラクトナンバー23380』で、朝鮮戦争時代にはジャケットを新調しており、『ケーブルレインコート社』のA-2を纏っていたということも付記しておきます。