1939 Varsity Baseboll Letterman Jacket
Price ¥31500+tax
マザーコットン製カバーオール。
ホワイトカバーオールも珍しいが、もっと珍しいのはこの寄せ書きである。
野球部の寄せ書きであると思われるこのジャケットは、東海岸のメイン州にある
「Bates College」野球部で作ったバーシティーグラデュエーションジャケットだ。
1939年の記載があるため、第二次世界大戦以前であることはわかる。
バランスよく手描きされた絵の上に漢字で「兼松栄一」という日本人の名前が記載されている。
1930年代はまだ人種差別が色濃く、白人と黒人は同じチームにいなかった時代である。
スポルディング社が発行している1931年のNCAAに大学野球チームガイドでは、
ベイツカレッジのメンバーはすべて白人であった。
しかもこの大学はメイン州でも偏差値の高い学校である。
「兼松栄一氏」は1930年代に留学で東海岸のメイン州に来ていたのだろうか。
いずれにしても、文武両道の日本人だったと推測できる。激動の時代を生きた日本人の
名前が描かれるメモリアルジャケットである。