2013年10月3日木曜日

THE TOOLS A - 1



THE TOOLS A-1 JKT
Price ¥252000

日本におけるフライトジャケットのパイオニア、岡本博と塩谷兄弟が
1年に1アイテムしか作らない至極の共同ブランド。

互いの生産背景と、類まれなる両者の着眼点から作り上げるブランドです。
TOOLSは男性的な工具で、それを使いこなす男を指しています。
ネームに描かれているアイコンは、特殊なスパナで、Sの字に曲がっています。
これは実在する工具で、直線のスパナでは届かないような箇所を整備する際に
使用します。

たとえばエンジンの大切な部分を絞める時に突起物やフィンを避ける場合など
・・・目が届かないようなディテールにまで着眼し、特殊な工具で自由に手掛ける男達。

岡本博と塩谷兄弟が積み上げてきた経験と知識の融合が、
ヴィンテージという本物を越えるTOOLSを生み出すのです



























マーブル調のベークライトボタンは2ピースを合わせるという実物と同じ製法で製造。
ボタン穴は糸切れを防止するため狸穴の仕様。補強のため力ボタンも付属。




数種類の色で編んだ独特のミックスカラーとなっており、
部位によってその編み方の強度も変えている。




フライトジャケットのバイブルと呼べる「飛行服発達史」(ワールドフォトプレス)や、「AMERICAN FLIGHT JACKETS」にも掲載されているA-1の実像は、
これまで現存しているものが市場に出る事はありませんでした。

ウエアハウスが所有するA-1は「AMERICANFLIGHT JACKETS」に掲載されている
実物そのものであり(著者のJOHN CONWAY氏の認定サイン付き)、
岡本博と塩谷兄弟は、このA-1をTHE TOOLSのファーストモデルとして
相応しいアイテムだとして合意したのです。

「飛行服発達史」では、同デザイン、同型のA-1が、着用画像とともに
絵型で掲載されています。

ここでは、そのデザインが「US NAVY A-1」という表記があるため
、皮革のカラーがグリーンのものであったと推測されます。

それは世界的なミリタリーコレクターであり、ディーラーのBOB CHATT氏から
教授されたもので、BOB氏は「US NAVY のA-1は皮革がグリーン、
ARMY AIR CORPのA-1は皮革がブラウン」とも公言しています。

デザインに関しては、1927年から1930年代にかけては、まだはっきりとした
スペックが定められていなかったといわれています。

このため、各社が供給したA-1ジャケットには、ポケットの位置や、ボタンの配置、
皮革などにバリエーションがみられるのです。

こういった経緯をまとめると、この度THE TOOLSが製造するA-1ジャケットは
、US NAVY、ARMYの両パートにおいて着用されていたデザインということになります。